日時:平成25年4月6日(土)7日(日) AM10時~PM5時

会場:岡谷市長地御所

 

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~空間のつながり~
茶の間、居間、客間、床の間、寝間、江戸間、京間…
これらの言葉に共通していることはなんでしょう。答えは簡単ですね。
そう、どの言葉にも“間”がついている。
実はこの“間”こそが日本人の空間感覚にとって、とても重要な言葉だったりするのです。
日本人は空間以外も“間”という言葉で表してきました。
たとえば「昼間」や「晴れ間」のような日々のうつろいの中の現象的な言葉。
あるいは「間合い」「間が悪い」といったタイミングを指すような言葉。
「仲間」といえば、それは“ともに同じなにかを共有する人たち”というような、
他者との関係性をあらわす言葉であったりもします。実に変幻自在なものが、
この“間”なのです。
そもそも空間をあらわす“間”にしても、それは障子や襖といった建具によって変わっていき、
同じ空間が仕切り方次第で、客間になったり、大広間になったり、寝間になったりします。
こうした自由で流動的な日本の建築空間は、部屋という言葉で表せるものではなく、
空間や現象、関係性までも表す“間”という言葉でこそ表せるものだったのです。
そう、日本の家には部屋の代わりに“間”があり、日本の家は、用途によって
変わっていく自由で頼もしい“間”のつながりでできていたのです。
今回は皆様に“間”を存分に体感していただければ幸いです。
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