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古代エジプト展へ

さて、先ほどのモネ展の余韻を胸に、美術館から隣接する豊田市博物館へと足を運びました。現在開催中の特別展は、【古代エジプト展】です。

博物館に入る前に、まず目を引いたのはエントランス・ロビー棟の天井。使われている木材が、豊田市の市章をモチーフに美しく配列されています。

造園にも注目です。美術館と同じく、アメリカの著名なランドスケープ・デザイナーピーター・ウオーカーの手によるもので、もともと別々だった美術館と博物館の敷地が、ひと続きの空間として自然に行き来できるよう設計されています。この連携について、建築家の坂茂氏は「両館が補完し合うような相乗効果をもたせた」と語っています。

館内では、古代エジプト文明の栄華とその背景が丁寧に紹介されています。

ナイル川の氾濫と文明の関係。氾濫がもたらす肥沃な土壌が、豊かな農業と都市の発展を支えていた一方で、その周期が乱れることで農業生産が落ち込み、やがて文明の衰退を招いたという事に、自然の力と人間社会の深い結びつきを改めて感じました。

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