2018年04月02日
3棟めのKANAU(企画住宅)の工事が始まり、先日、棟上げの工事が行われました。
地面を掘るところから約1ケ月。写真でご説明致します。
床堀り:図面にしたがって地面を重機で掘ります。基礎は水平に設置しないといけませんので、
オートレベルなどの測量器具を用いて掘削床の高さを水平に掘ります。
オートレベル:レーザー光を水平に照射する器具です。

床堀り:重機で正確に効率よく地面を掘っていきます。

型枠設置:べた基礎部分は砕石の上に防水シートが設置されます。

鉄筋・中基礎型枠:頑丈なつなぎ目のない基礎(シームレス基礎)にするためにべた基礎部分と
立ち上がりの基礎はつながっています。

中基礎の型枠が浮いているのがお分かりいただけますでしょうか?

コンクリートをポンプ車によって上から流し込みます。

コンクリート打設:一回で行うことによりつなぎ目のない頑丈な基礎になります。

養生:コンクリートの打設が終わったら固まるのを待ちます。
コンクリートは乾いて固まるのではなく、化学反応で固まります。
ちなみに、
セメントとは、石灰石、けい石、粘土、酸化鉄などを主原料とした、水による化学反応で固まる粉末状のものです。
コンクリートとは、セメント、砂利、砂、水を混ぜ、練った建築資材です。

型枠を取ると美しい基礎が現れました。

基礎の上に土台(角材)、床の下地になる構造用合板を張ります。少し段差があるのは和室の畳部分です。
フローリングと畳の段差を解消するために畳部分を下げています。

快晴の中、クレーンを用いてM様邸の棟上工事です。
安全のため、前日に仮設足場を設置しています。

クレーンを使うことによって効率よく作業が進みます。
2階の天井の梁までの高さは6m以上になります。足場・足場階段がありますので安全に工事ができます。

夕方には屋根の野地板、ルーフィングシートの設置が完了しました。
朝から夕方まで 一日足らずで、棟上が完了しました。
地縄張り(地面に紐を張り建物の形、位置を示したもの)では建物の大きさがわかりにくいのですが、
地面を見下ろしていたときよりも、棟上して見上げるととても大きく感じます。
引き続き、大工工事が行われますが日々工事が進んでいくのが楽しみです。
今週末、4月7日(土)8日(日)の2日間、同じKANAUの完成見学会が行われます。
このブログをご覧いただいた方はぜひ、足をお運び下さい。
上條 でした。